[英語学習] ソードアートオンラインの翻訳版で読解力アップ

英語版ソードアートオンライン

今回はSAO(ソードアートオンライン)の英語翻訳版の概要紹介です。

ハイ、実は2010年代を代表するラノベとして有名なSAOですが、実は英語翻訳版が存在するのです。

ただし残念ながら、マンガの「鬼滅の刃」のようにWebブラウザでは読むことが出来ません。そして英文は「魔法科高校の劣等生」よりもネイティブ英語に近くなっている分、慣れていないと少し苦労するでしょう。

したがって購入する前に、どのくらいの英語難易度で、どのくらい面白い内容か知りたく思う方もいるでしょう。しかしKindleリーダーをインストールする必要があるので、ちょっと手間がかかります。

そこで今回は、サンプル版の内容を少しだけ紹介させて頂くことにします。

挿絵部分は分かりやすい

まず第1巻のタイトルですけど、Sword Art Online “AiNCRAd” となっています。我が家のお嬢様が某所へアインクラッドとニックネーム登録していましたけど、これの英語名は存在しないようです。

実はAでなくて、ギリシャ文字?とかラテン文字?のような記号が使われています。相当力の入った翻訳です。それに冒頭でコメントしたように、非ネイティブだけでなく、ネイティブにも受け入れやすい英語&内容に意訳されています。

例えば主人公キリトの紹介は、”A solo player aiming to beat the top floor of Aincrad” です。簡潔で分かりやすいですけど、「ただ戦うだけのプレーヤー」といった感じです。

ただし英語は、分かりやすいです。エギルさんのお店で、”Strange to see you here, Asuna. Didn’t think you frequented dumps like this.” と言っています。

これは口語なので省略しているだけで、”It is strange to see you here, Asuna. I didn’t think you frequented dumps like this.” だと分かります。

ちなみにアスナの “閃光” は “The Flash” なのだそうです。血盟騎士団副団長は、”Vice Commander of the Knights of the Blood” と翻訳されています。

あとエギルさんは、Agilだそうです。キリトはKiritoと日本語発音的に “o” が付きますけど、エギルさんは米国人(たしか)なので、 Agilu とは翻訳していないようです。ここら辺の芸の細かさは、なかなか頑張っていると言えそうです。

ただし蔵ディール… じゃなくてクラディールさんがキリトに対して、”I will kill you … On my word, you will die by my hand… I would never leave Lady Asuna in the hands of a no-name like you!” は違和感があります。

なぜならご存知の通り、この場面で死ぬことはあり得ないので、defeat (打ち負かす) が正確な翻訳です。敢えて “kill” と緊迫感を高めているようですけど、ちょっとどうかなあ… という気がします。

本文は少し難しい

さて本文は、日本語版を読んでいないと少し辛い感じです。冒頭部分はこんな感じです。

“The dull gray point of the sword chipped my shoulder. I felt a chilly hand squeeze deep within my chest as the thin line fixed to the corner of my vison shrank slightly.”

これは英語はやさしいですけど、ポイントって何? なんで視野に the thin line があるの? と、分からないことだらけです。

まあ分かっていれば、たしかにフムフムと読めるでしょう。

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まとめ(SAOは面白い)

ちょっと今回は時間がないので簡単でしたけど、SAOの英語翻訳版というのも悪くはないようです。

しかしこれ、日本語版でも読むのに時間がかかりますね。それを英語で読むのだから、相当な時間が必要となります。

おまけに翻訳が順調に進んでいて、2020年2月29日時点で第17巻まで翻訳されています。

ただし英語学習教材としては、なかなか悪くはないです。興味がある方は、ぜひ挑戦してみることをオススメします。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:四葉静