[エイゴ探偵1] お前は英語ネイティブだ、ネイティブになるのだ!

英語の上達の早道は、自信を持って「なりきる」ことだったりします。

あの子供たちのヒーローであるタイガーマスクも、「お前は虎だ、虎になるのだ!」と指導されたそうです。

私の場合は、頭の中まで英語で思考する “英語ネイティブ” でしょうか。

さて本日も、学習メモを探偵小説風に残しておくことにしましょう。

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ハードボイルド風も楽じゃない

さてTOEICスコアで900を再び超えたいと言っても、オレの英語力は確実に落ちている。

しばらく前の強制受験でリスニングパートが分からなくなっていた上に、TVドラマも聴き取れなくなっている。名探偵が推理するまでもなく、英語力は落ちている。

だからといって、昔のように英国The Economist誌を定期購読するのは無謀だ。今回は時間も限られているし、効率的にやった方が良い。

と、いうか、気づいたら会社で実施する団体受験(IPテスト)は、既に殆ど満員御礼になっていた。かろうじて申し込めたのは、「8月19日(水)」だ。

… あの、あと1ヶ月どころか、「2週間後」なんですけど。

おまけに… 期待していた夏休みが無いっ! (爆)

いや、正確には3日はある。しかし上司と同じスケジュールで夏休みを取ると、8月19日以前には3日しか夏休み休暇が無いということだ。

いまさら「予定変更でーす」というのは、ハードボイルド英語探偵のメンツが丸潰れだ。それに逆にいうと、我が家のお嬢様の宿題対策向けに休暇を取らずに済むということだ。

いやはや、奥さまの義父が彼女の宿題を手伝ったという話は聞いていた。しかしまさか自分がそれ以上の羽目に陥るとは予想していなかった。

何しろ去年は、夏休み終了直前に「算数殆どやっていません事件」に遭遇した。あの時は名推理で事件を解決したのではなく、早めに宿題チェックをした方が良いという小市民的な勤勉さが幸いしただけだ。

いやいや幸いとも言えない。何しろお嬢様の宿題を解くのに、私も付き合う羽目になった。計画年休という二連休を前倒しで取って、朝8時から夜12時までの突貫工事となった。探偵というよりは大工だ。

そしてシンデレラのカボチャの馬車でなく、疲労困憊したお嬢様は毎晩ベッドへダイビングしていた。今年も甘く見ない方が良いだろう。

ちなみにIPテストは非公式テストなので認定証は発行されない。それでも根拠もなく諦めるのは、ハードボイルドなタフガイらしくない。

ここは短期間で英語力をアップさせるのに最も効果的な “TOEIC公式問題集” に頼ることにした。

TOEIC公式問題集な理由

今回の目標は、何も英語オリンピックで金メダルを取ろうという訳じゃない。英語の基礎力を測定するTOEICというテストで、スコア900(満点は990)を超えることに過ぎない。

だから難しい言い回しや単語やスラングを身に付ける必要はなく、TOEICに頻出するような基礎的な英語さえ使えるようになれば良い。

つまりTOEIC公式問題集で勉強すれば、自分の実力や弱点は分かるし、効率良く基礎力だけ養うことが出来る訳だ。

ちなみにTOEIC公式ページでは、理想的には「やさしい英語」と「難しい英語」に交互に取り組むことも勧めている。やさしい英語では多読も勧めている。

やさしい英語といえば、VOA(Voice Of America)などもお勧めだ。これらは公式ページを参考にする方が良いだろう。

  • VOA Learning English – Voice Of America
  • TOEIC公式ページ(ETS)
  • オレも久しぶりに試してみて驚いた。今日はリスニングの後半を数問だけだったけれども、まさにカルチャーショックというところだ。

    (1) 会社名がWalton’s

    「あの、「’s」が付くと自動的に所有格と思い込むクセがあるんですけど、そういう者をワザワザ引っ掛けようという設問でしょうか」と尋ねたいところだ。

    Walton’s announces the … だから、announcesを名詞だと思い込む者も多いだろう。その後に続くtheで軌道修正できるかどうかがポイントになる。

    (2) 工場の機器メンテナンス中に出荷作業

    いや、工場勤めしたことがあるけど、普通は製造ラインの者が梱包作業など手伝わない。そんな常識を持っていると、何がアナウンスされているのか理解できない。

    なまじ社会経験があるほど引っかかりやす問題だ。英語だけを頼りに理解する習慣を付ける必要がある。ヤレヤレ。

    (3) A travel agent

    corporate travel departmentの担当者をtravel agentと呼ぶのだそうな。それホント?

    (4) Silva Sculpture Museum

    あー、これはオレが悪かった。sculptureをドクロと勘違いしていた。sculptureは彫刻が正しい。

    しかしスカルプシャンプーなんかに頼っていると、ついついドクロと勘違いしてしまうんだよな。それで驚いていたらアウトという訳だ。

    つまりたとえドクロと勘違いしても、「そういうのもアリ」と平静を保つことが必要だ。

    (ちなみに scalp で「頭皮」が正しい)

    やれやれ、これで残り2週間だ。どうなることやら。

    ま、今日はこの辺で。

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    記事作成:四葉静